さいたま市と鉄道の歴史
埼玉県には川口市や春日部市、所沢市などたくさん都市があります。それぞれの都市によって名所があったり公園や川があったりしておもしろい県です。埼玉県は関東地方に所属していながら、自然豊かな地域としても有名です。海がない代わりに河川の数はとても多く、荒川、利根川、綾瀬川など、有名な川の多くは埼玉県にあります。湖なども多く、人知れず水の宝庫であります。
そんな埼玉県の東側に位置する都市が、さいたま市です。さいたま市は、平成13年5月1日に浦和市、大宮市、与野市の3市が合併して誕生しました。全国では13番目、内陸県では唯一の政令指定都市となり、大きな市街地へと発展してきました。そんなさいたま市の歴史は浅いけれど、道路や鉄道などは江戸時代からの名残があったりします。たとえば、浦和の北のほうには、かつて中山道という道が通っていました。
このあたり、西には荒川が流れており、浦和レッドダイヤモンズの本拠地もあるため、サッカーの街としても全国的に有名です。この中山道沿いには、現在、京浜東北線・高崎線が通っています。京浜東北線は大宮駅から東京駅を経由して横浜駅までを繋ぐ路線です。高崎線は大宮駅から群馬県の高崎駅までを繋ぐ路線です。首都圏に行くにも郊外へ行くにもとても便利な路線です。
さいたま市は、2001年に合併によって誕生しました。浦和、大宮、与野、そして岩槻が合併してできた歴史があります。県庁所在地でもあり、2003年には政令指定都市にもなりました。都内へのアクセスがよく戦後の経済成長期に人口が急増し、1960年代辺りから都市化がさらに進みました。一部地域には農地も残されています。今では、人口約128万人とも言われ、日本の中でも人口が多い市の一つです。
さいたま市の路線は、JR、埼玉東武鉄道、埼玉高速鉄道、埼玉新都市交通から成っています。メインとなる大宮駅は、新幹線の駅があり、他の路線も各都県へのアクセスがよいです。これらのことから、大宮は鉄道や交通の中心とも言われています。