東京都渋谷区と鉄道
東京都渋谷区は、東京都の特別区として成立したのが1932年(昭和7年)、区として85年の歴史を持っております。
渋谷区を誇るターミナル駅、鉄道路線が多数乗り入れるのは、渋谷駅。
・・・だけではなく、実は新宿駅もそうなんです。
厳密に言えば、甲州街道の北側が新宿区、南側が渋谷区。
JRの甲州街道改札とミライナタワー改札は、新宿駅の改札口でありながら、実は渋谷区にあるんです。
ところで、そのほとんどが渋谷区にあるのが、JR新宿駅の5・6番ホーム。
成田空港を結ぶ成田エクスプレス、鬼怒川温泉を結ぶスペーシアきぬがわなど、特に海外からの旅行客が利用する特急列車が、このホームを発着します。
バリアフリーへの対応も、東京でのオリンピックとパラリンピックの開催を3年後に控えており、整備が進んでおります。
さて、車イスを利用する方が、成田空港から新宿駅まで移動し、さらに新宿駅で他路線に乗り継ぐ、このようなケースも想定されます。
しかしながら、5・6番ホームからエレベーター利用で乗り継げるのは、埼京線と湘南新宿ラインが発着する、1~4番ホームのみ。
山手線や中央線などが発着する、7~16番ホームへ移動するには、いったん甲州街道改札を抜け、甲州街道にある横断歩道を縦断し、南口改札に入り直し、そこからエレベーターを利用することになります。
新宿駅の5・6番ホームは、旅行客、特に車イスを利用する方にとって、難関であります。