東京都千代田区と鉄道
東京23区のなかでも特別の存在であるのが、千代田区です。
もともとその名前の由来は、江戸城の別名である千代田城からのもの。江戸の中心であったこの場所は、東京となっても江戸城の跡が皇居となって中心であり続けています。そんな歴史もあり、鉄道に関しても千代田区は東京、ひいては日本の中心です。
なんといっても東京駅を擁しているため、非常に多くの鉄道路線の経由・始発地となっているためです。新幹線だけでも東北・上越・山形・北陸・秋田の五路線が通り、山手線はもちろんのこと東海道線、中央線、総武線、京葉線など都内から東西に出ていく路線の要となっています。地下鉄はさらに種類が豊富で、区の名前と同じ千代田線をはじめとして丸ノ内線、銀座線、日比谷線、東西線、有楽町線、半蔵門線、南北線、都営の三田線、新宿線、大江戸線と十数路線を擁しており、鉄道のメッカと言って良いでしょう。
銀座や有楽町近辺など、駅の密集地では駅名が違っても徒歩で移動できる距離にあることもあり、乗り換えの際には注意が必要です。さまざまな観光スポットや商業施設が密集している地域でもあるため、買い物や観光に出かけるときには乗り換え・乗り継ぎで戸惑ってしまわないよう下調べを十分にして出かけましょう。