寝台特急「日本海」とは
寝台特急「日本海」とは、大阪駅から青森駅間1023キロ15時間かけて運行していた寝台特別列車です。機関車と寝台車10両で編成されていました。日本海は東海道本線、湖西線、北陸本線、信越本線、奥羽本線を通りましたが、2013年の1月6日が最終運行となっており、JRの公式発表はありませんが現在は事実上の廃止です。
歴史は1947年に大阪と青森を結ぶ急行列車として始まりました。1950年の11月に正式に「日本海」と名づけられ、1968年に特急になりました。1961年には羽越本線を走行中の日本海が崩れた土砂に乗り上げる事故も発生し、C57形蒸気機関車が大破しました。冬季は日本海沿岸を走る信越本線、羽越本線などで強風や雪害の被害にあいやすいので運休や大幅な遅延も発生し、利用客の減少や車両の老朽化によって2012年の3月で定期運行を終了し、臨時列車として活躍しました。
日本海はほとんどずっと日本海沿いを走るブルートレインで、特徴としては電化方式が直流、交流、直流とよく変わるので牽引する機関車は交直療養のEF81であることでした。車両はB寝台だけのモノクラス編成で、新潟行きの寝台特急つるぎと共通運用でした。