急行「きたぐに」とは
急行「きたぐに」は、1968年10月1日に運行をスタートした、大阪駅と新潟駅間を走行する夜行急行列車のことを指しています。東海道本線と北陸本線、信越本線を経由し運転していたという特徴があります。
運航をスタートさせた当初は、日本国有鉄道によって運転されていましたが、1987年に日本国有鉄道が民営化されると西日本旅客鉄道と東日本旅客鉄道の2社にまたがっての運転となりました。急行「きたぐに」の始まりは、急行507と508列車が大阪駅と青森駅間を運転していたのが始まりとされています。これらの急行には当初、日本海という列車名が与えられていましたが、その後は違う列車に日本海の名称が使用されることになったので、大阪駅と新潟駅間の急行列車については「きたぐに」に改称されました。
さらには1982年に上越新幹線が運航をスタートさせたことから、大阪駅と新潟駅間の夜行急行列車となりました。その後利用者の減少を理由に2012年にはダイヤ改正で定期列車としての運航が終了し、2012年の四月からは繁忙期に臨時列車として利用されるようになりました。最終的に2013年1月7日に急行「きたぐに」は、その歴史に幕を下ろしました。