快速「ムーンライトえちご」とは
東京都の首都圏と新潟県の都市部を結んでいたのが快速「ムーンライトえちご」であり、日本各地に存在していたムーンライトという名称が付けられた列車の先駆者です。
元来は安価である上に夜に出発すれば朝に到着し1日を有意義に使えるとして急速に人気を高めていた夜行バスへの対抗策として投入されましたが、列車ならではの快適な乗り心地と旅情という特徴が人気を博して観光目的として愛されました。
現在はかつてのように定期便は運行されていないものの、夏の休暇に合わせたり年末年始に合わせて臨時列車が運行ダイヤに組み込まれます。
快速「ムーンライトえちご」は一見特急料金を支払い特急券を手配しなければならないように見えますが、名称にもあるように快速なので乗車券のみで乗車可能という特徴があります。
そして、長い歴史の中には直通している新潟に限らず北海道も対象になっており、その理由は深夜に東京を発車した後に早朝に新潟県に着くと普通列車や快速列車のみで日を跨がずに函館までアクセスできたためです。