東京メトロとその歴史
東京メトロの前身の東京地下鉄道が初めて銀座線の建設工事に着手したのは1925年でしたが、当時地下鉄の工事に着手するというのは歴史上前例が無い東洋初と言われる程極めて珍しい事であった事から、非常に難しい工事が強いられました。
前例が無いという事は着工してから発覚する問題や、直面する課題の連続であるという事なので下水道の処理や下水管の破裂、緩い地盤の崩壊といった大惨事が次々と相次ぎました。
当時用いられた工法は開削工法というもので地面の上部から穴を掘り進めていくという工法であるため、必然的に道路の直下の浅い箇所にトンネルを作る事になります。
現在のように画期的先進的な機械は存在していおらず、唯一あるのはコンクリートミキサーをはじめコンプレッサーやベルトコンベアー、鉄の杭といった物なのでマンパワーで掘削作業が行われました。
土砂はスコップでベルトコンベアーに載せて、ベルトコンベアーからトロッコに積み込みをした後に隅田川にある桟橋まで運び、さらに埋立地に運搬するという工程です。
そうした前例が無い初めての工事を浅草と上野の両方向から進めていき、ついに1927年に開通し今日に至るまでの東京メトロの歴史の歩みが始まりました。
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