埼玉高速鉄道とその歴史
埼玉高速鉄道は、埼玉県や県下の他の自治体、東京地下鉄、及び民間企業が出資して設立された第三セクター方式の鉄道会社です。第三セクターそのものが比較的新しい形態ですが、この埼玉高速鉄道もそのとおりで、設立されたのは1992年とまだ30年に満たない程度の歴史しかありません。
路線としては一つだけで、東京メトロ南北線の赤羽岩淵駅からさいたま市緑区の浦和美園駅までの約15kmほどです。南北線と相互直通運転をしており、浦和美園駅から例えば王子、駒込、飯田橋、四ツ谷、目黒といった南北線の駅に乗り換え無しに行くことができます。
この路線が開通したのは2002年のことで、第三セクターの設立から10年後のことです。2002年といえばサッカーのワールドカップが日本で開催された年にあたりますが、浦和美園駅の北約1kmのところにはワールドカップも開催されたサッカースタジアムがあり、そのために2002年の開業に何とか間に合わせたという経緯があります。
終点の浦和美園駅は地理的にいかにも中途半端なところにあり、今後岩槻を経て蓮田まで、ほぼ東北自動車道に沿った形で延伸する計画もあるようです。ちなみに、蓮田から浦和美園駅付近の間は、戦前の一時期、武州鉄道という今はなき鉄道が走っていたという、ある意味で驚くような歴史もあります。気になる人は武州鉄道で調べてみるのも面白いかもしれません。
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