鹿島臨海鉄道とその歴史
鹿島臨海鉄道は1969年に設立された鉄道会社で、その歴史は50年ほどになります。当初は鹿島臨海工業地帯へ原料や生産品の輸送することが主な目的でした。そして、1978年に北鹿島と鹿島港南の区間で旅客営業を始めましたが、1983年にはこの区間の旅客営業は廃止されていましました。しかし、1984年になると国鉄の財政悪化により開業の危機にあった鹿島線北鹿島駅以北を引き受け、大洗鹿島線として再び旅客営業を行うようになりました。なお、北鹿島駅は現在の鹿島サッカースタジアム駅であり、鹿島アントラーズファンには馴染みの深い駅になっています。イメージキャラクターは沿線の小学校に通う鹿島花梨という12歳の女の子です。また、アニメ「ガールズ＆パンツァー」に大洗駅と鹿島臨海鉄道6000形気動車が登場したことや、大洗町が作品の舞台になったこともあり、2015年の乗客数が81万2000にんと前期から2万4000人ほど増加し話題となりました。他にも毎年、冬に差し掛かると大洗マリンタワー周辺では茨城県の名物であるあんこうが振る舞われる、「大洗あんこう祭り」が開催されています。そして、この祭りに合わせて大洗鹿島線では臨時列車が運行されています。
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