黒部峡谷鉄道とその歴史
黒部峡谷鉄道は、現在の関西電力が黒部峡谷に水力発電のためのダムを建設しようとし、そのための建設資材を運搬するために敷設されたという歴史を持っている鉄道です。敷設が始まったのは今からもう100年近くも前の大正時代で、現在の路線である宇奈月と欅平の間の全線が開通したのは1937年のことです。ちなみに、黒部峡谷一帯で最も有名な水力発電ダムはいわゆる黒四ダムですが、このダムが完成したのはさらに時代を下った1960年代になってからですから、途中に太平洋戦争があったとはいえいかに難工事であったかが分かろうというものでしょう。
国内において、深山幽谷という呼び名がこれ以上ぴったりと当てはまるところも珍しいというくらいの黒部川沿いの峡谷を、あるときは崖にへばりつくように、またあるときはごつごつの岩がむき出しになっているトンネルで、またあるときは見下ろすだけで震えがくるくらいの高さの橋梁でもって通過していきます。しかも車両の多くはトロッコ列車で、屋根はありますが窓はなく全くの吹きさらしなのです。かつては電力会社の社員専用鉄道であり、一般人向けの切符には命の保証はしないと書かれていたという話もあります。
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