のと鉄道とその歴史
のと鉄道株式会社は、国鉄改革に伴い廃線も検討された旧国鉄能登線を引き受けるための第三セクター方式で設立された鉄道会社です。当時の石川県が能登線存続に意欲が強く、能登線廃止が決定されるや路線引き受け会社として、石川県などが出資者となり設立され、能登線全線を継承して運営にも当たりました。歴史を振り返ると一時期、さかんに活用された第三セクター方式されたものの芳しい営業成績を上げない中にあって、のと鉄道は稀有な成功例として持てはやされた事もあったのです。1991年にはJR西日本から和倉温泉-輪島間の路線の営業を引き継ぐなど、営業距離の延伸すら行うなど経営は順調でした。しかしその後は能登半島の道路網整備や地域社会の過疎化のあおりを受け、乗客数は減少の一途を辿るようになります。事業環境の悪化を受け、外部からの経営コンサルタントの助言を受けながら経営再建に取り組んでいるものの、赤字路線の廃線が相次ぎ、全盛期には100kmを超えた営業路線も、三分の一程度にまで減少しているのが現在の姿です。乗客数の減少により、列車本数も削減を余儀なくされ厳しい経営が続いています。2015年には観光列車「のと里山里号」が運用され、経営再建の為の模索が続いているようです。
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