長崎電気軌道とその歴史
長崎の路面電車といえば長崎電気軌道です。設立は明治45年で、大正4年から営業運転を始め、当初は車両8両・路線1本、運営距離は3.667kmでした。ひと区間の料金は1銭で大変高価、人力車も走っていた当時でしたから無理もありません。その後路線の充実を図り大正時代には長崎市内の主要な区間を完成、運行を行っています。昭和に入ると、下の川~大橋間と馬町~蛍茶屋などの路線の延伸を順調に行い、市民の足になるまでになりました。
昭和19年に大橋車庫の火災、翌20年はあの原子爆弾投下で壊滅的な被害があり、路面電車は全面運休をすることになりました。しかし、市の復興のためにと3ヶ月半で中央部のみの運行を再開し、長崎市全体の復旧・復興に大いに貢献したのが長崎電気軌道です。それからも順調に運行を再開させ、大橋~住吉、住吉~赤迫と運行路線を延伸、現在80の車両、39の停留所を設置するまでになり、現在も市民の普段の足として活躍中です。
近年では新型低床路面電車を導入、乗降口と停留所の高低差は7cmになり、補助スロープでベビーカーや車椅子で楽に乗り降りすることができるようになりました。長崎電気軌道は何区間乗っても100円の運賃で、昭和59年から変更していません。
鉄道グッズ買取専門店「くじら堂」では長崎電気軌道の鉄道部品・放出品などの買取にも力を入れております。
また長崎電気軌道を走った鉄道模型、関連する鉄道書籍、資料、硬券、DVDなどもまとめて買取可能です。
鉄道グッズ全般の整理をお考えの方がいましたら、ぜひ鉄道グッズ買取専門店「くじら堂」にお任せ下さい。