硬券のC型とは
鉄道には昔から熱心なファンが沢山いることで知られています。車両をカメラで撮影したり、時刻表を全て把握するなど様々ですが切符などのコレクターも少なくありません。
鉄道ファンであれば、「硬券」もご存知のことでしょう。しかし、一言に硬券と言っても硬券の種類全て把握されている方はまだ一握りと言われています。デジタル化が進んだ今でこそICカードで乗車できる鉄道ですが、以前は硬券と呼ばれる厚紙で出来た切符を利用していました。
硬券の歴史は古く、日本の明治の鉄道創業期より使用されています。今も利用されているものは所謂A型で、他にもB型やC型、D型がありました。中でも特に希少価値となっているのがC型です。A型やB型などが長方形型なのに対し、C型は2枚の券を1枚のほぼ正方形となっています。食堂の食券のように切り離して使うタイプで、往復乗車券などに利用されてきたもので、製造工程が難しいことから印刷量も減少したため今では貴重なものと言えるでしょう。
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