タブレットキャリアーとは
タブレット(通票)とは、鉄道の単線区間の列車の運行を管理していた鉄道部品で、これを収めるためのケースが「タブレットキャリアー」で、皮革製で頑丈な作りになっています。
かつては、列車運行の安全管理のために使用されており、運転手がタブレットの交換を行うことで、単線区間での列車同士の衝突を防止していました。
いわば“通行許可証”のようなものであり、それを持っていなければその区間を走ってはいけないと規定で決められていました。
そしてそれは通る区間によって形が違うようになっており、通過する区間ごとにそこに対応したものへの交換が必要になりました。
昔は多くの鉄道で使用されており、列車の運転手がタブレットを交換する姿は珍しい光景ではありませんでしたが、現在は信号がその役割を果たしており、この方式を使っている鉄道はかなり少なくなっています。
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