ダッチングマシンとは
ダッチングマシンとは、切符に日付を刻むための鉄道部品です。小型の置時計のような形をしていて、中心部には切符を差し込むためのスリットが空けられています。使用方法は至ってシンプルで、スリットの左側から端を持った切符をスライドさせると、あらかじめ設定しておいた日付が印字される形です。
溝の下部分は切符がしっかり通せるように回転式になっていて、上部は振り子のようにスタンプ部分があります。この振り子が切符の挿し込みに合わせて動き、ちょうど良い所でグッと押し込められてインクが付着します。スライドさせた後はバネの力で定位置に戻り、繰り返し印字可能になります。印字部が戻った先にはインクをしみこませたスポンジがあり、自動で再充填される仕組みです。
かつて日付を効率的に印字できる機械として主流だったダッチングマシンも、印刷の効率化などで駅から姿を消し、現在では鉄道ファンの人が集めるようなレトロなアイテムとなっています。
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